EMSとはなにか?
EMSとは Electric Muscle Stimulation という意味で筋肉に電気的な他動運動をさせることにより筋を訓練し強化する方法を言います。
人間の身体の細胞1つ1つは微弱電気を発生しており(生体電気)、生命現象の維持、継続に不可欠な働きをしています。この生体電気は、筋肉や筋肉を支配する運動神経を電気(電流)で刺激すると、その筋肉は収縮するという現象を起こします。
人間が手足を曲げたり伸ばしたり、心臓や胃腸などの内蔵の動きは、全て人体の電気作用によって行われます。
そのことを利用して筋を訓練し強化する方法がEMS( Electric Muscle Stimulation)であり、理論上極めて高い効果が得られるとされています。
EMSの4つの効果
1.鎮痛効果
独自の波形がダイレクトに神経に作用し高い鎮痛効果を生み出します。
2.深部透過性
波形に含まれる高周波成分が皮膚に対する電機抵抗を抑え、高い深部透過性を実現します。
3.筋収縮作用
「筋肉トレーニングモード」による、痛みの無いダイナミックな筋収縮運動が可能です。
4.代謝促進効果
低周波刺激と高いマッサージ効果によって血管を拡張し、血流の循環を促します。
EMSの各分野での使用状況
《医療シーンでの使用状況》
・疼痛緩解
急性・慢性の関節痛、神経痛、などの痛みの治療
・運動不足が原因でおこる様々な疾患の予防と治療
変形性膝関節症、腰痛、四十肩、五十肩など
・運動療法の補助
術後のリハビリ、麻痺患者のリハビリなど
《スポーツ分野での使用状況》
・ウオーミングアップ
・トレーニングの困難な深層筋の強化
・コンディショニング
・スポーツ障害の治療・リハビリ補助
《美容分野での使用状況》
・腹筋の強化によるウェストの引き締め
・有酸素運動に変わるエクササイズとして
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