一昨日のこと
初めていらっしゃった20代の
スケーター&スノーボーダー&美容師のB様を施術しながら
接客業の理想とは何か?
マッサージの注意点って?
みたいなことをいろいろ語ってたら
突然タクシーの運転手さんが店に入ってこられて
「すみません これから96歳のお客様を施術してもらえますか?」
と言われるので
今すぐは無理だけど30分くらい待ってもらえば可能です
と私
一旦車に戻られて
「ではお願いします!」
ということで
カートにつかまりながら
その女性がやってきました。
足が痛いのか引きずるようにしてなんとか歩いていらっしゃいます。
まずはトイレに行きたいとのことなので
施術中のお客様をお待たせして
トイレにご案内。
私はすぐにB様の施術に戻りながらも
やはり気になってしまいます。
静かすぎるトイレ
からの
じわりじわりと待合のソファーににじり寄る女性の気配
その後
うっすら聞こえてくる苦しそうな息遣い、、、
何しろ96才ですからね そりゃいろいろ心配になりますよ。
まあでもここはB様の施術に集中しなければ!
で 無事B様の施術も終わり
(B様とても優しい方で助けられました!)
さあ覚悟を決めて
初の90代の女性の身体としっかり向き合います。
驚いたのが
旦那様も息子さんも亡くなってしまい
今現在一人ご自宅で生活されてるとのこと!
お風呂だけは介護が必要なので
週に2〜3回デイサービスに通われてるらしいのですが
96才で一人で生活してるって凄くないですか?
頭もしっかりしてる。
でも左脚が痛くなってしまいデイサービスに行けない。
整形外科に行ったが特に治療もしてもらえず(まあそりゃそうですよね)
続いて
接骨院行ったら 脚を索引されて かえって痛みがひどくなってしまった!
(ずいぶん無茶しますね)
どうにもたまらないと
昔通ったことのある整体?マッサージ?がうちの店の近くにあったので
そこにタクシーで向かうも 無くなってしまってる!
さあ困った!
痛みを抱えて帰るのはいやだ!
すると
そのタクシーの運転手さんがたまたまGREENSにいらっしゃったことがあって
とても良かった
紹介しましょう
ということらしいです。
話はよくわかりました。
でも
96才の体に安易に手を加えて良いのでしょうか?
リスクが大きすぎないか?
とさすがに不安になりましたが
触ってみてすぐにその不安は消えました。
なぜなら
96才とはとても思えないほど筋肉も骨格もしっかりしていたからです。
私の知る限りでも
20代や30代でその方よりも筋肉量が少ない方たくさんいらっしゃいます。
もういつも通り普通に施術しましたよ。
いわゆる坐骨神経痛です。
坐骨神経痛と一言で言っても状態は様々なのですが
17年間で
一通り
ありとあらゆるケースに対処してきてますので
今回も十分対応可能でした。
一歩前に進むたびに「痛い痛い」と
施術前はおっしゃっていたのですが
すっかり痛みは取れたようです。
気に入ってもらえたようで
「また来たい」とおっしゃっていただきました。
嬉しかったし ホッとしました。
(店の名前は覚えてもらえませんでしたが)
bodycare GREENS 森田