腰(腰椎)というのは
背中(胸椎)と違い肋骨が付いていません。
だから肋骨と骨盤の間にある様々な筋肉と
呼吸による腹圧によって
支えて上げないといけないのです。
それができないと腰椎に直接負荷がかかってしまいます。
わかりやすくいうと
柱が(腰椎)1本では家は支えられない
柱(筋肉や膜)は多いほうがいいし
柱(筋肉)は太いほうがいい
ということです。
もちろん姿勢や
(歩き方などの)体の使い方はとても大事で
姿勢や体の使い方によって負担は随分減ることは間違いない
でも
その姿勢を一定の時間キープするためには
やはり脊柱起立筋群のような
筋肉が必要になってくる
だから
筋肉強化は必要なのです。
ただし
筋肉は強すぎる(状態で固定される)と縮んで固くなってしまいますから
強ければいいって訳ではないのですね。
ある筋肉が強すぎて(短縮してる)
ある筋肉が弱すぎる(弛緩、伸びてる)
ということは
イコール
柱の長さが違う
柱の強度が違う
何本か使えない柱が出てくる
加えて
骨格バランスが崩れますから
柱の位置まで違ってくるのです。
それではやはり
体を支えるのに随分余計な負担がかかってしまいます。
ですから
前後、左右ともにバランスのとれた筋肉の強化が必要ですし
固く縮んでいる筋肉があれば
そこをほぐす(ストレッチする)必要がありますし
胸郭、脊柱、肩甲帯、股関節、皮膚や筋膜などのバランス調整を行い、
筋肉が活動しやすい状態にすることが理想です。
加えて
腰にかかるストレスを軽減するためには、
広背筋や腹直筋のようなアウターマッスルだけでなく
体幹のインナーマッスルが同時に活動することが必要になります。
インナーマッスルが適切に活動していない場合は、
アウターマッスルである
脊柱起立筋や
腹直筋あるいは
大腿四頭筋などを過剰に活動させていきます。
アウターマッスルの過剰な活動は、
過度な腰の反りや
背中の丸みをつくって
股関節や胸郭を硬くしてしまうため、
結果的に腰が過度に動かなければならない状況をつくり
痛みやケガの原因となってしまいます。
まとめ
腰椎に負担がかかりすぎないように
柱となる筋力は必要。
筋肉の状態(緊張、弛緩、位置)を揃える必要がある。
骨格等の様々なバランスが整ってることが理想。
インナーマッスルが使えないと
アウターマッスルに負荷がかかりすぎてしまう。
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