腰痛防止に筋力強化は必要か?その2

腰痛防止に筋力強化は必要か?

腰(腰椎)というのは

背中(胸椎)と違い肋骨が付いていません。

だから肋骨と骨盤の間にある様々な筋肉

呼吸による腹圧によって

支えて上げないといけないのです。

それができないと腰椎に直接負荷がかかってしまいます。

わかりやすくいうと

柱が(腰椎)1本では家は支えられない

柱(筋肉や膜)は多いほうがいいし

柱(筋肉)は太いほうがいい

ということです。

 

もちろん姿勢

(歩き方などの)体の使い方はとても大事で

姿勢や体の使い方によって負担は随分減ることは間違いない

 

でも

その姿勢を一定の時間キープするためには

やはり脊柱起立筋群のような

筋肉が必要になってくる

だから

筋肉強化は必要なのです。

 

ただし

筋肉は強すぎる(状態で固定される)と縮んで固くなってしまいますから

強ければいいって訳ではないのですね。

 

ある筋肉が強すぎて(短縮してる)

ある筋肉が弱すぎる(弛緩、伸びてる)

ということは

イコール

柱の長さが違う

柱の強度が違う

何本か使えない柱が出てくる

加えて

骨格バランスが崩れますから

柱の位置まで違ってくるのです。

 

それではやはり

体を支えるのに随分余計な負担がかかってしまいます。

ですから

前後、左右ともにバランスのとれた筋肉の強化が必要ですし

固く縮んでいる筋肉があれば

そこをほぐす(ストレッチする)必要がありますし

胸郭脊柱肩甲帯股関節皮膚筋膜などのバランス調整を行い、

筋肉が活動しやすい状態にすることが理想です。

 

 

加えて

腰にかかるストレスを軽減するためには、

広背筋腹直筋のようなアウターマッスルだけでなく

体幹のインナーマッスルが同時に活動することが必要になります。

寝たまま筋トレ/シェイプアップ

インナーマッスルが適切に活動していない場合は、

アウターマッスルである

脊柱起立筋

腹直筋あるいは

大腿四頭筋などを過剰に活動させていきます。

アウターマッスルの過剰な活動は、

過度な腰の反りや

背中の丸みをつくって

股関節胸郭を硬くしてしまうため、

結果的に腰が過度に動かなければならない状況をつくり

痛みやケガの原因となってしまいます。

 

まとめ

 

腰椎に負担がかかりすぎないように

柱となる筋力は必要。

 

筋肉の状態(緊張、弛緩、位置)を揃える必要がある。

 

骨格等の様々なバランスが整ってることが理想。

 

インナーマッスルが使えないと

アウターマッスルに負荷がかかりすぎてしまう。

 

bodycare GREENS モリタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

Related Post

坐骨神経痛について坐骨神経痛について

何らかの原因で坐骨神経に障害が生じてる 神経そのものに障害は無いが坐骨神経に沿って痛みやしびれがある それが坐骨神経痛 症状の場所としては お尻 もも裏 膝 ふくらはぎ 足首 足の甲 足の裏 つまりこの黄色いラインに沿っ […]

老化は背中から始まる老化は背中から始まる

老い、衰え――それは一体、体のどこから始まるのでしょうか?顔でしょうか、足腰でしょうか、あるいはぽっこりお腹でしょうか?私の考えでは、99%の人が体の老化は背中から始まると信じています。 猫背という姿勢は、実に若い頃、す […]

東方神起ありがとうRUN東方神起ありがとうRUN

対岸の朱鷺メッセに思いをはせて。。。 9kmあたりで気がついたのですが フォアフット(前足着地)どうこうよりも 大事なのは地面の蹴り方であり 自分の場合 左胸と右足を伸ばす 右胸と左足を伸ばす 交互にストレッチするイメー […]

身体の前側を伸ばす身体の前側を伸ばす

筋トレにより胸筋や腹筋が発達している人もそうですし デスクワークでいつもお腹を縮めるような姿勢の人もそうなんですが 身体の前側が伸びなくなってるケースは多いです。 それによっていわゆる猫背が固定化されたり 無理に姿勢良く […]