触診したところ
仙骨が左上がり右下がりで斜めになっていた。
逆に言えば仙骨に対して
右の骨盤(腸骨)が上がってるとも言える。
骨盤というのは
動作の途中でいろんな方向へ動くものだから
骨盤が歪むのは別に構わないのだが
その歪みが固定化(硬直化)することが問題なのである。
ついでに言えば
歪んでなくても固定化(硬直化)していれば
それはやはり問題なのである。
I様に
詳しく話を聞いてみると
1ヶ月ほど前に
歩き方のセミナーを受けて
左右の骨盤をもっと上げるように指導されたらしい。
骨盤を上げる?なんで?
↓で股関節の伸展の重要性について書いたが
股関節を伸展させて地面を押す時に
同時に少し骨盤を引く(後方回旋)意識はあってもいい。
骨盤が使えればそれだけ推進力は増すし
大きくて強い臀部の筋肉を使えると
歩くときの脚の負担もずいぶん減る。
しかし
骨盤を動かすと言っても
上げる必要はない。
一歩一歩足を前に出すたびに骨盤を持ち上げていたら
疲れるだけである。
おそらく
I様の仙骨や骨盤が歪んでしまった原因もそれじゃない?
で
その上で
いつもより多めの負荷かけて
スクワットをしたらしい。
なるほど
状況および原因はわかったので
あとは
ニュートラルな状態に調整するだけ。
動いてもらって
痛みが無いか確認してもらって
アドバイスして
無事終了。
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