今日から脊柱シリーズというものをお届けしたいと思います。
脊柱と言いますと
首の頸椎(7)背中の胸椎(12)腰の腰椎(5)
プラス
骨盤の中央にあります 仙骨 最後に尾骨
その五箇所のことを言います。
で今回は頸椎
に絞ってお話ししたいと思います。
頸椎の特徴としましては
可動域が大きいということです。
可動域には3つあリまして
1)伸展(上半身を反る動き)と屈曲(上半身を曲げる動き)
2)回旋
3)側屈
の3つがあります。
この伸展・屈曲
回旋
側屈の全ての動きにおいて
頸椎は最も可動域が大きいです。
特に今回のテーマである回旋動作においては
頸椎1番と2番の間の回旋可動域が
圧倒的に大きいです。
どのくらい圧倒的かというと
頸椎1番と2番の間の回旋可動域は40度なんですが
その次に頸椎だけじゃなくて脊柱全部の中で
回旋可動域が大きいのが頸椎3番と4番の間
頸椎4番と5番の間
頸椎5番と6番の間
これら3つが回旋可動域でいうと同率2位なんですが
その角度は約7度です。
もう一度言いますね
頸椎1番と2番の間は40度
頸椎3と4の間
頸椎4と5の間
頸椎5と6の間
これが同率2位で7度です。
圧倒的に頸椎1と2の間の回旋可動域が大きいのです。
しかしどうですかみなさん
みなさんが首を回旋させるときもっと下の方
首の付け根あたりを回旋させようとしてませんか?
これが実は首を痛める大きな原因になっています。
なぜなら首の付け根
頸椎7番と胸椎1番の間の回旋可動域は
なんとわずか2度です。
1番と2番の間が40度もあるのに対し
頸椎7と胸椎1の間はたったの2度です。
それ以上動かそうとすると関節を損傷するリスクが大きいのです。
なので横をむく動作をするときに
首の付け根を意識してはいけない
そうじゃなくて
鼻の先と同じ高さにある頸椎1番2番を使って横をむく
ということがより自然でリスクが少ないと言えます。
じゃあ横じゃなくて後ろを向く時は
どうすればいいかと言いますと
その時も首の付け根ではなくて
さらにもっとしたの胸椎(胸)ごと回旋させるべきです。
とにかく頸椎7と胸椎1の間を回旋させるとリスクがあるということを常に考えておくべきです。
ここまで頸椎の回旋運動についてお話ししました。
次に側屈運動(紫)について
先ほどの回旋の時に40度という圧倒的に稼働が大きかった
頸椎1と2の間が今度は一番小さい
それに比べて3、4、5、6、7といった首の中間部が満遍なく可動域が大きい
つまりどういうことかと言いますと
回旋の時に意識するべき箇所(鼻先の高さ)と
側屈の時に意識するべき場所(首の中間部)
動作によって意識するべき場所が違う
ということです。
もう一つの伸展と屈強動作については
ストレートネックというテーマで別の動画にてお話ししたいと思います。
今日のまとめ
横を向く時は時は鼻先を意識する。
後ろを向く時は胸から動く。
側屈する時は首の中間部を意識する。
この3つを知っていれば
首を痛めるリスクがそれだけ減ると思いますので
気をつけてみてください。
では今日はこの辺で
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