GREENSモリタが考える
調整とは
ざっくりいうと以下のように説明できます。
(1)左右の筋肉の緊張バランスの調整→骨格を含む身体の左右差の調整(回旋、ねじれを意識)
(2)上下の筋肉の緊張バランスの調整→重心の位置を調整し立位の安定感につなげる(足裏、ハムストリングス、股関節、臀部、体幹、背中、胸、肩甲骨)
(3)前後の筋肉の緊張バランスの調整→姿勢(猫背や反り腰、前傾・後傾的回旋を意識)
(4)アウター筋肉とインナー筋肉の緊張バランス→筋肉の張り、凝り、可動性の改善
これら4つをきちんと評価し、
細かいところまで正確に調整できる施術者って
まあ100人に一人もいないと思います。
それと
基本的にベッドに寝た状態で施術すると思いますが
立位だとどうなるか
動作したときにどうなるか
常にそれを意識して
ベッドでの施術を進めなきゃいけないんですが
それを理解してる施術者も
おそらく100人に一人もいないと思います。
ほとんどの施術者は
寝た状態で硬くなってる箇所を柔らかくほぐすこと
可動が少ない箇所を筋肉ストレッチ、関節モビリゼーション
あとは
肩甲骨を寄せるとか
肩を後方にとか
骨盤を立てるとか
それぐらいしか考えていない。
残念。
しかも
上記(1)〜(4)をどれだけ細かく正確に調整してみても
立位や動作時のイメージをしっかり持ちながら施術したとしても
それだけでは限界があります。
整体もそうだし
指圧マッサージもそうだし
ストレッチもそうだし
アロマトリートメントでもそうだし
それって全部外部からの刺激(外圧)によって
筋肉を緩める
という作用、目的があります。
それはそれで必要です!
しっかり緩めることができるのは素晴らしい技術だと思います。
しかし一方で
よく考えてみてください。
筋肉の役割は緩むことではありません
むしろ緊張・収縮することです。
緩むのは
外部からの刺激によってか
または
他の筋肉が緊張・収縮し
関節が動き
それによって
受動的に筋肉が伸びる
というか伸ばされる
もう一度言います
筋肉自体は緊張・収縮することしかできない。
がしかし
実際はどうかというと
筋肉の最大の役割であるはずの
緊張・収縮ができていないケースが
実にたくさんあるんです。
(特に運動していない人と高齢者)
それはもう大問題です!
ただほぐせばいいわけではない!
ただ可動域が広がればいいわけではない!
筋肉がしっかり緊張・収縮できない
つまり
身体の機能が低下しているのであれば
それは改善させるべき。
と
モリタは考えます。
bodycare GREENS モリタ