今年の箱根駅伝
いまだ吹き荒れるコロナ迦の中
まずは無事開催できたってこと
それがすごいことです。
主催者の相当な覚悟と尽力
さまざまな関係者の調整
かなりの額のお金も必要だったと思います。
感染リスクの観点からは
沿道の応援はゼロが望ましかった
とはいえ
応援したい人の気持ちもわかるし
選手としても応援のありがたさはあるはず
総じて素晴らしい大会だったと思います。
誰も予想していなかった創価大学の往路優勝
最後の最後で駒沢大の逆転劇
青学や東海大の不調
たくさんのドラマが今年もありました。
なかでもやはり気になったのは
青学の往路12位という結果とレース内容。
これを最後に
陸上引退を決めていた主将の神林勇太の
レース直前の負傷欠場が大きく響きました。
途中棄権してでもいいからと強行出場させようとした
原監督の申し出を断り
チームを優先した素晴らしい主将だったと思います。
仙骨骨折は
ランナーの激しいトレーニングによるもの
とされています。
実際それが最大の要因だとは思います。
しかし
私はもう一つ要因があるんじゃないかと
推測しています。(あくまで推測です)
それは
ストレッチとフォームローラーによるマッサージです。
?
ストレッチしちゃダメなの?
ダメではないです
ダメではないのですが
場合によっては症状を悪化させるリスクがあります。
例えば
腰回りのストレッチをした場合
筋肉の中心部が最も伸ばされるのですが
逆に末端部つまり腱や靭帯は元々伸びにくい
伸びにくいにもかかわらず
グイグイ伸ばす意識が強くなりすぎると
伸ばされ過ぎによる損傷を防ごうとして
筋膜内のコラーゲン、エストラチンの高濃度化が起き
結果硬くなってしまいます。
世の中を覆う根強いストレッチ信仰とは裏腹に
ストレッチには
緩む箇所は緩み
緩まない箇所はますます硬くなるリスクがあるのです。
もっといえば伸び過ぎて硬くなることって普通にあるのです。
そして最も硬くなりやすいのが仙骨周りなのです。
トレーニングやストレッチにより
仙骨が硬くなるのを防ぐために
最もよく使われるのがフォームローラーです。
一概にフォームローラーが悪いというわけではないのですが
使い方を間違えると
坐骨神経痛や仙骨骨折のリスクが生じます。
強すぎる圧迫を加えてはいけないのです!
しかし…
マッサージは強くないと効かない
という間違った思い込みを持たれる方はいまだに多いので
どうしても強く押し込んでしまうケースが
後を立たないのです!
フォームローラーを勧める人は
その点もっと注意を払うべきです!
(各種マッサージも同様に強すぎる場合リスクあり!)
ではどうすればいいのかといえば
最善策は
押し込まないアプローチで仙骨の調整をすることです。
押す、もむ、伸ばすだけではなく
リスクを防ぎ、かつ正確に調整するためには
引き出す、縮めるというテクニックは必須なのです。
リスクのないマッサージ
リスクのないストレッチ
最大の効果を期待できる手技
その理論とテクニック
それを普及させる必要が私にはあると
強く思いはじめております。
bodycare GREENS 森田