前の組の打たせ役と言われるチームリーダーの方がこんな感じ
すごい水量ですが
立ってる場所が流れから少し離れてますよね
なぜかというと
一番流れが強い箇所は川床がえぐれていて
まず立つことが難しいそうなのです。
この日は例年になく水量が多いので
あたりどころが悪いと
失神してしまったり
むち打ちになったり
溺れてしまう危険もある
ということで
少し離れたところに立つように指示をされました。
なかなかスリリング。
前の組が終わり
いよいよ我々の出番。
多くの見物客と
取材のテレビクルーに見守られながら
最初の人が
本打たれの前
慣らし打たれのために
川に入っていく。
まずは一礼
右足を打たれ
左足を打たれ
右腕を打たれ
左腕を打たれ
背中を打たれ
一旦外に出る
次が私の番
不思議と寒さも冷たさも感じない
みんなが見てるので
ちゃんとやらなきゃ
という緊張が一番強い
一礼した後
あれっ
何すんだっけ?
あっ
右足ね
左足
右腕
左腕
背中
ふわふわした落ち着かない気持ちで
一旦外へ
やはり寒くも冷たくもない。
前の人が本打たれで
再度川に入っていく
我々は大声でそれを応援するのだ
エーイッ
エーイッ
頑張れ
頑張れ
そう思いながら
全身全霊で仲間を応援する
ここでスイッチが入る。
前の人が無事終わり
自分の番がきた
指定された場所に立ち
指定された胸椎でしぶきを受ける
指定された言葉
イシカホノリ
イシカホノリ
石の神様であるその名前を叫び続けた
全身ずぶ濡れではあるが
やはり寒さ冷たさは感じない
むしろ気持ちいい
心なのか身体なのか
何かが洗われて
綺麗に落ちて
流れていく
持ち時間1分半と言わず
ずっとずっとこうしていたいほど
清々しい気分を味わう
安堵と
幸福感に包まれる。
極寒
大雪
激流
でも何も苦しくない
ただただ気持ちいい
素直にそう感じたことが
本当に嬉しかった。
癖になりそうです。
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