筋肉の滑走不良の原因が筋膜のひっぱりあい?
どういうことか説明しますね。
例えば背中の場合
僧帽筋(背中の上部)は頭蓋骨にひっぱられます。
一方
広背筋(背中の下部)は椅子に座った姿勢や
背中を丸めてると骨盤にひっぱられます。
つまり背中の上の方は上に
背中の下の方は下にひっぱられてしまいます。
さらに
背中を丸める姿勢が強いと
上下に加えて
水平方向にも背中(胸郭)が広がりますから
脊柱につながる僧帽筋は脊柱に(中心に)
腕につながる広背筋は外側に
それぞれ引っ張られます。
筋膜というのは筋肉をつつむ筋膜(深筋膜)だけでなく
皮下組織のすぐ下に体全体を包む筋膜(浅筋膜)がありますので
皮膚とともに浅筋膜は
上下(頭⇔骨盤)にも
水平方向(背骨⇔腕)にも伸ばされます。
そして
伸ばされた状態が続くと固まって走行不良を起こします。
さらに
姿勢を保持するために使われる筋肉が
脊柱起立筋群といいます。
骨盤と肋骨、脊柱と肋骨を結ぶ細い筋肉ですが
まとまるとかなり太く、強い筋肉になります。
良い姿勢をキープするためにはなくてはならない筋肉です。
この筋肉も特に姿勢が悪いと上下や斜め方向に伸びてしまい
そのまま固まってしまうのです。
何度も言いますが
筋膜は伸びた状態が続くと固まります。
なのでまずは姿勢が大事ということ
もちろん
姿勢を保てるだけの筋肉は必要
さらに言いたいのは
伸びて固まってるので
ストレッチは実はあまり効果がない
それどころか
逆に筋肉痛めるリスクがある
そうじゃなくて
むしろ縮める必要がある
ということです。
続きます
bodycare GREENS モリタ