マッサージや整体に行くと
・マッサージ(押す、揉む、流す)
・ストレッチ
そして可動域を広げるための
・関節モビライゼーション
さらにバキバキ系だったら
・骨格のアジャストメント
のどれかを施されると思います。
今回はその中でも関節モビライゼーションの話
関節の可動域が減少している
つまり
肩の動きが悪い
首の動きが悪い
股関節の動きが悪い
手や指の動きが悪い
といった症例に応じて
各関節の動きやすい方向と動きにくい方向を見極め
ゆっくり動かしながら
動きにくい方向への可動を広げていく
というやり方
至って一般的な徒手療法であります。
その何が問題かというと
まず一つは
動かなくなってる原因=問題箇所のサイズが
想像以上に細かいということ
つまり
関節を動かした場合にアプローチできる部位は
サイズが大きすぎて
問題のない部位と問題のある部位をどちらも含んでるのです。
なので
問題のない=元々動きやすい部位がより動くようになり
問題のある部位は何も変わらない
でもトータルで見たら可動が広がってるように見える
ということがとても多いのです。
そしてもう一つの問題は
動きにくい方向に寄与する筋肉だけが問題ということは
実際ほぼなくて
可動が出ている=動きやすい方向に寄与する筋肉部位にも
問題があるケースの方が多いということ。
つまり
動きやすい方向とか
動きにくい方向とかで
問題箇所を特定することは
実は無理だということです。
例えば肩甲骨の場合
挙上させるための筋肉
下制させるための筋肉
上方回旋させるための筋肉
下方回旋させるための筋肉
内転させるための筋肉
外転させるための筋肉
そのうちのどれか一つだけが問題であるケースはなく
それらの全てに問題があるケースがほとんどなのです。
動かない方向を見極める必要なんかないのです。
問題箇所を正確に特定できるのは
直接触るしかない。
触り方を磨くしかない!
これが事実なのです。
触診なら絶対誰にも負けない ボディケアグリーンズ 森田