骨格矯正?筋肉へのアプローチ?

整体において骨格矯正こそが根本治療であり筋肉へのアプローチは対処療法である。という意見があるがそれは間違いである。

なぜなら関節含め骨格の矯正の精度をどこまでも高めていくと、最終的に筋肉や筋膜や靭帯や皮下組織などのあらゆる軟部組織への緻密なアプローチが不可欠だからである。

その緻密で丁寧で繊細な手順を全部すっ飛ばした、いきなり骨をボキボキ動かす施術で仮に骨は動いたとしても、

それを繋ぎ止める組織の癒着やねじれなどが残ってる限り骨格は必ず歪んだ状態に戻っていく。

以下では、解剖学的な観点からその理由を詳しく説明します。

骨格矯正と筋肉・軟部組織の関係

骨格の構造と機能:

  • 骨格は体の支持構造であり、関節を介して動きます。骨格の正しい配列は、体全体の機能に影響を与えます。骨格が歪むと、関節の動きが制限され、筋肉に過剰な負担がかかります。

筋肉と骨格の相互作用:

  • 筋肉は骨に付着し、収縮することで骨を動かします。筋肉の緊張や柔軟性は、骨格の位置に大きな影響を与えます。したがって、骨格矯正を行う際には、筋肉の状態も考慮する必要があります。

軟部組織の役割:

  • 筋膜、靭帯、腱、皮下組織などの軟部組織は、骨格を支持し、動きを調整する役割を果たします。これらの組織が癒着やねじれを起こすと、骨格矯正の効果が持続しない可能性があります。

骨格矯正の精度と軟部組織へのアプローチ

精度の重要性:

  • 骨格矯正の精度を高めるには、関節の動きだけでなく、その周囲の筋肉や軟部組織の状態も考慮する必要があります。筋肉の緊張や柔軟性が正しく調整されていない場合、骨格は再び歪む可能性が高まります。

癒着とねじれ:

  • 軟部組織の癒着やねじれは、骨格の位置に影響を与えます。例えば、筋膜の癒着があると、その部分の筋肉が正常に機能せず、関節の動きが制限されることがあります。このような状態で骨を矯正しても、周囲の組織が正常に機能しない限り、骨格は元の状態に戻る可能性があります。

施術の手順:

  • 骨をボキボキ動かす施術は、瞬間的には骨格を修正することができるかもしれませんが、その後に筋肉や軟部組織へのアプローチを怠ると、持続的な効果は期待できません。したがって、施術は緻密で丁寧な手順を踏む必要があります。

解剖学的な視点からの結論

  • 骨格矯正は重要ですが、それだけでは不十分です。筋肉や軟部組織との相互作用を無視したアプローチは、長期的な効果を得ることが難しいです。解剖学的に考えると、骨格矯正と筋肉へのアプローチは相互に補完し合うものであり、両方を組み合わせることで初めて根本的な治療が実現します。

このように、整体においては、骨格矯正と軟部組織へのアプローチの両方が重要であることを理解し、施術に取り入れることが求められます。

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