”バストアップで肩甲骨を寄せる”はNGな理由

バストアップしてますか?
よくあるバストアップのために「肩甲骨を寄せなさい」というアドバイスですが実は問題があります。
その理由と、正しい方法について詳しく解説します。

肩甲骨を寄せることの誤解

1.肩甲骨の動きと胸の位置:

  • 肩甲骨を限界まで寄せると、肩甲骨は自然に上がる傾向があります。これにより、胸の位置が下がってしまうという「シーソーの関係」が生じます。肩甲骨が上がると、胸部は相対的に下がるため、結果的にバストアップにはつながりません。

2.首や頭の前方移動:

  • 肩甲骨を寄せようとすると、無意識に首や頭を前に出してしまうことになります。それを繰り返しているとだんだん猫背の姿勢になっていきます。
    そうならないように、首や頭を後方に引いた状態で肩甲骨を寄せようとしてみてください。
    そう、うまくできないのです。

正しいアプローチ:肩甲骨を下げる

  • 胸を上げるには肩甲骨を下げる:
  • バストアップを目指すためには、肩甲骨を下げることが重要です。肩甲骨を下げることで、肩がリラックスし、胸が自然に上がります。この動きは、胸部の筋肉を活性化させ、バストの位置を改善する効果があります。

実践方法

1.姿勢の改善:

  • 立っているときや座っているときは、背筋を軽く収縮させ、肩をリラックスさせましょう。肩甲骨を軽く下げる意識を持つことで、胸が自然に上がります。

2.エクササイズ:

  • 肩甲骨を下げるストレッチ: 両手を横に広げ、肩甲骨を下げるように意識しながら腕を回す。
  • 胸筋の強化: プッシュアップやダンベルフライなどのエクササイズで胸筋を鍛えることで、胸の位置を上げる効果があります。
  • 肩甲骨を下げる動きの強化:懸垂やラットプルダウンが効果的。

3.呼吸法:

  • 深い呼吸を意識することで、胸が開く感覚を得られます。息を吸い込むときに胸を広げ、息を吐くときに肩甲骨を下げることを意識しましょう。

まとめ

「肩甲骨を寄せる」のではなく、「肩甲骨を下げる」ことがバストアップには効果的です。正しい姿勢を保ちつつ、肩甲骨の位置を意識することで、自然と胸の位置が上がり、バストアップにつながります。エクササイズやストレッチを取り入れ、全体のバランスを整えることが重要です。


姿勢とボディメイクのことならボディケアグリーンズ 森田

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