骨格原理主義

骨格の歪みと筋肉・神経系の症状について

骨格の歪みと筋肉の緊張

例えば、仙骨は左右の骨盤(寛骨)をつなぐ重要な骨であり、
そこには脊柱から伸びる最長筋や肋骨からつながる腸肋筋が付着しています。
これらの筋肉が緊張している場合、
骨格原理主義者は「骨盤が歪んでいるから、仙骨が歪んでいるから」と考えるかもしれません。
しかし、実際には以下のような要因が関与していることが多いのです。

  • 姿勢の影響: 前屈みの姿勢や座っている時には、上半身を支える最長筋腸肋筋に過剰な負荷がかかります。この負荷が筋肉の緊張を引き起こし、結果として骨格に影響を及ぼすことがあります。

軟部組織の問題と体の使い方

骨格の歪みを矯正することは重要ですし、
私もかなり時間をかけて丁寧に矯正はしているつもりです。
でもそれだけでは問題解決にはならないケースが多いのです。
筋肉筋膜靭帯皮下組織など軟部組織への
緻密で総合的なアプローチは不可欠ですし
以下のようなサポートも必要だと考えます。

  • 正しい姿勢の習得: 日常生活や運動時の姿勢を見直し、正しい体の使い方を学ぶことで、負荷のかかり方を分散させることができます。
  • 筋力トレーニング: 他の筋肉を鍛えることによって、特定の筋肉にかかる負荷を軽減し、全体的なバランスを整えることができます。
  • ストレッチとリラクゼーション: 緊張している筋肉を緩めるためのストレッチやリラクゼーション法も重要です。これにより、筋肉の柔軟性を高め、負担を減らすことができます。

まとめ

コメントを残す

Related Post

筋膜は剥がすものじゃない固まっているものを流動化させるのだ筋膜は剥がすものじゃない固まっているものを流動化させるのだ

高密度化(基質がゲル 状に変化し,ヒアルロン酸が凝集し,筋膜内コラーゲン線維の 配列が変化)した筋膜に対して,摩擦によって温度の局所上昇 を引き起こし,ゲル化された基質を流動化させることで正常な 状態(ゾ […]

歩く速度と寿命、知能、容姿との関係歩く速度と寿命、知能、容姿との関係

歩く速度と寿命の関係 歩く速度は、寿命と相関関係があるという研究結果が複数報告されています。   歩く速度が速い人は、心肺機能や筋力が高い傾向があり、 これらが死亡リスクの低下に繋がると考えられています。 &n […]